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最新日 2017.08.14 登録日 2017.02.01

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きさらぎ賞と東京新聞杯を攻略する【サンプル】

2017年02月04日

きさらぎ賞と東京新聞杯を攻略する

こんにちは、MOTOです。


今週の重賞はきさらぎ賞と東京新聞杯

この2つのレースについて
前走別の成績から好走する馬の共通点を探っていきましょう。


まずはきさらぎ賞の主な前走別成績を見てみると

    単回収 複回収 複勝率 頭数
福寿草特別 56% 100% 66.7% 9頭
未勝利 115% 180% 50.0% 12頭
ラジオNIKKEI 176% 68% 50.0% 6頭
シンザン記念 166% 80% 40.0% 5頭

と重賞経由の馬は意外に少ない事が分かります。

そして、重賞経由の馬はそれほど成績が良くありません。


クラシックを意識するような馬は
前走重賞できさらぎ賞を使うというような無理な使い方はしません。

ですので、最初から逆算してここに出てくるような素質のある馬が
一線級ではないオープン馬を凌駕する、という図式が成り立ちます。


ここでは条件戦を勝ってきた馬を中心にみていきたいと思います。

一番注目すべきは未勝利戦を勝ち上がってきた馬です。

ちなみに新馬戦経由は7頭いて馬券絡みは0頭
素質のある馬でも、キャリア1戦で臨むハンデは大きいと言えます。


最初に未勝利戦で注目したいのはレースのレベルです。

レベルの低いローカル場所でのレースではなく
中央場所でのレースを使った馬の方が好成績を残しています。

(単回収138%、複回収217% 複勝率60%) 10頭


次に馬のポテンシャルです。

素質馬は基本的に人気があります。
未勝利戦で1番人気になれないような評価の馬は
当然重賞でも活躍する事が難しくなります。

前走1番人気という条件を加えてみると

(単回収197%、複回収184% 複勝率71.4%) 7頭

かなりの高確率で馬券に絡みます。


最後に脚質の面からも見てみます。

レベルの低いレースは基本的にペースも緩くなります。
そこで後方待機策をとっているような馬は
重賞のペースについていけなくなります。

ですので、前走4角9番手以内という条件を加えると

(単回収230%、複回収215% 複勝率83.3%) 6頭

更に成績が上がります。


未勝利勝ちの馬は侮ってはいけないですね。



次に臨戦の多い福寿草特別組を見てみます。

このレースは京都芝2000mという内回りで行われるレースなので
立ち回りの上手い馬が上位に食い込みやすいのに対して
きさらぎ賞は外回りコースで行われるので、末脚の鋭いタイプが上位に来やすいレースです。

ですので、福寿草特別で速い上がりを見せた馬はきさらぎ賞でも好成績です。
前走3ハロンが上がり1,2位だった馬で抽出すると

(単回収85%、複回収120% 複勝率83.3%) 6頭


ちなみに溜めての爆発力が持ち味のサンデー系種牡馬だと
さらにその傾向は濃くなります。

サンデー系種牡馬という条件を加えると

(単回収127%、複回収147% 複勝率100%) 4頭

となります。


福寿草特別組は「立ち回りから末脚の破壊力」が重要ですね。





続いて、東京新聞杯を見てみましょう。


こちらの主な前走成績を見てみると

     単回収 複回収 複勝率 頭数
京都金杯 10% 40% 18.5% 27頭
マイルチャンピオン 81% 64% 14.3% 14頭
ニューイヤー 163% 215% 53.8% 13頭
阪神C 117% 70% 30.8% 13頭

最も多くの馬の臨戦となっている京都金杯ですが
数字をみるとかなり苦戦している事が分かります。


ここでは京都金杯組とマイルチャンピオン組を見てみたいと思います。


京都金杯経由の馬ですが苦戦の理由としては
臨戦の苦しさが挙げられます。

スピードが必要な開幕週の軽い京都の馬場から
総合力が必要な東京のマイル戦への舞台替わり

そして冬場のレースでの連戦ということで
求められるタフさの要素が大きくなります。


ですので、キャリアの浅い4歳馬は苦戦傾向にあります。

5歳以上の馬で抽出してみると

(単回収13%、複回収51% 複勝率23.8%) 21頭

と若干成績が上がってきます。


また京都金杯は例年内枠、前残り天国
この恵まれた条件に乗じて着を拾っただけの馬は
当然、東京新聞杯では跳ね返されます。

前残りの流れに乗じない形、つまり直線で外差しをしてきたような馬は
東京新聞杯でも好走傾向にあります。

前走上がり3F1,2位という条件を加えてみると

(単回収40%、複回収98% 複勝率42.9%) 7頭

馬券を買う価値のあるところまで成績が上がってきました。


また、冬場のマイル戦を連戦するローテになるので
京都金杯では力を出し切れていない馬の方が有利です。

前走0.3秒差以上の負けという条件を加えると

(単回収93%、複回収153% 複勝率66.7%) 3頭

とかなり信頼できる数字になります。



次にマイルチャンピオンシップ経由の馬を見てみましょう。

基本的にGIに出ている馬なので格は上になりますが
大一番を使った後の休み明けレースということで
成績は振るわず、弱い馬は通用しません。

格がある馬という観点から前走9番人気以内という条件で抽出してみると

(単回収127%、複回収100% 複勝率22.2%) 9頭

となります。

ちなみに10人気以下は5頭いて馬券絡み0頭と
能力はある程度考える必要があります。


次に脚質の観点から見ていきます。

マイルチャンピオンシップは上がりの速い馬が台頭するレース
対して東京のマイル戦は総合力の問われる舞台で
瞬発力以外の要素も試される舞台
ということで、上がりの速くない馬の方がレースへの対応力が高くなります。

前走上がり3F4位以下という条件を加えると

(単回収230%、複回収180% 複勝率40%) 5頭

とまずますの成績を残しています。


ただ、上記で馬券に絡んだのはスマイルジャックが2回と1頭のみ
東京が得意だったスマイルジャックしか馬券に絡めていないとなると
マイルチャンピオンシップ経由の馬はかなり苦しいという事が分かります。

ある程度減点しておきたいですね。



以上です。



今週も頑張りましょう!

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